チェーンとスプロケットの交換のやり方と注意すべきこと!
2018/03/30
皆さん、チェーンメンテナンスしてますか?
チェーンは定期的なメンテナンスを怠ると加速度的に消耗していき、気づけばチェーンは伸び、スプロケは摩耗してしまいます。
調整で済めば良いですが、摩耗してしまった場合はトラブルに発展する前にチェーン、フロントスプロケ、リアスプロケの3点セットで交換した方が良いでしょう。
僕のKLX250の場合は、チェーンをほったらかしにしてしまった結果、チェーンが伸びて適切な張りが無くなってしまい
走行中にチェーンが外れて「なんだなんだ?」っと思っている内に、フロントのスプロケとスイングアームの隙間にチェーンが入り込み大変な思いをしました…。
っと言うわけで摩耗した、チェーン、フロントスプロケ、リアスプロケを交換します(笑)
ちなみにスプロケはフロント側をドライブスプロケット、リア側をドリブンスプロケットと言う場合もあります。
サンスターのスプロケをチョイス
今回買ってみたのはサンスターのスプロケ!
右の四角いケースに入っているのでフロントスプロケの13丁。
真ん中に写っているのがリアスプロケです。
左側の四角いケースはリアスプロケ用のボルト・ナットセットです!
今回はこのリアスプロケが気になったので買ってみました!
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サンスター 林道制歯 ステンズを買ってみた
林道制歯(ステンズ)というサンスターの特殊形状をしたリアスプロケなんです!
普通は正面から見ればなんてこと無いスプロケですが、この林道制歯には影があります…!
それはなぜかと言うと…。
ウェーブ形状の特殊スプロケ
ウェーブ形状になっている特殊なスプロケなんです!
そして軽い!!アルミスプロケよりちょっと重いくらい?
スプロケットの厚みは規格によって決まっている為、
単純に薄くすることはできませんが、サンスターでは歯先の形状を
互い違いの波型にすることで、材料の厚みを半分にすることが可能になりました。
これにより重量は約1/2に抑えられ、オフロードのマディーなシチュエーションでも、チェーンとの間に泥を詰まりにくくもなります。
すごい事を考えたサンスター!
さらに耐久性はメンテナンス次第ですが20,000~40,000km!
これは使ってみて人柱になるしかあるまい!と思ったので購入しました!
実際にメーカーが公表している耐久性が実現されれば相当お買い得ですね!
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普通の520のスプロケットより薄くなるので、短いボルト・ナットが付属されてくるみたいです!
親切ですね~。いつもなら純正をそのまま使い回しなのに!
だけど、KLX250の純正のボルトとヘキサゴンの大きさが違うのが気になりましたね~…。
まぁ、色々な車種と兼用な部分もあるのでしょうがない所ではありますね。
カシメタイプのチェーンの外し方!
カシメタイプは自分で最後にカシメを行うので、この様な形状をしたコマがあります!
僕のKLXの前オーナーはオンロードしか走らなかったらしく、チェーンはカシメタイプ。
オフロードではスプロケットの変更をしたりするので、付け外しが利くクリップタイプを選びましょう!
サンダーでコマの頭を飛ばそう
カシメタイプのチェーンは、コマの頭をサンダーで削り落とします。
もう要らないチェーンなので、マイナスドライバーでこじるとプレートが外れてくれます。
それかチェーンカッターを使いましょう!
こんな感じ!
シールチェーンの劣化
ちなみにこのチェーンはシールチェーンなのですが、メンテが行き届かずかなり劣化しています。
シールチェーンは中にグリスがOリングで封入されていて、潤滑し続けてくれるのですが
経年劣化とオフロード走行でOリングがダメになってしまったのでしょう。
グリスが完全に抜けて中が錆びてしまっています。
やはりオフロード走行をするならシールチェーンでは無く、ノンシールチェーンを選ぶのがコスパがよく賢い選択なのかもしれません。
っと言いつつシールチェーンを買いました(笑)
いや、レースの様な激しいオフロード走行をする訳でも無いし、シールチェーンの方がメリットが多そうな感じだったので…。
スプロケは加速よりの13丁!
フロントスプロケは13丁を買いました!
1速と2速のギアの離れ方がちょっと気になったので今回は加速よりの13丁を試してみます!
偏摩耗したスプロケ
一目瞭然ですが、左が外したダメなスプロケ、右が新品。
ものすご~く偏摩耗してます。
頑張ればまだ使えなくも無いんですが、精神衛生上変えておきます(笑)
重ねて見るとここまで違う(笑)
新品チェーンの装着!
それでは、新品チェーンをつけていきます!
バイクのギアをニュートラルにし、古いチェーンと新しいチェーンをジョイントで繋いで引っ張っていきます。
この時はせっかく新しいチェーンなので、地面に置いたりしないようにしましょう!
クリップタイプでも工具が必要
そして、クリップタイプのチェーンですが、このサイズのチェーンとなると軽圧入しないといけません。
軽圧入と言えど、工具を使わないと入れることは難しいので事前に工具を準備しておきましょう。
それと締めすぎに注意です!
締め過ぎるとチェーンの動きが渋くなりフリクションロスにつながります!
締め付けながらクリップが取り付けられるギリギリを確認して行いましょう。
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ちなみに自分が最初にこの作業をする時にウォーターポンププライヤーでハマるでしょ?と思ってやってみましたが無理でした…。
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その時は工具がなかったのでシャコ万力をうまく使ってギリギリはめました(;゚д゚)
本当にうまいこと使わないとダメです。
お手元に工具がない場合はギリギリ代用できるレベルですね…。
チェーンのコマの詰め方!
前後のスプロケからチェーンのリンク数を計算してチェーンを買ったのにチェーンがダルダル…。
どうやら短くて装着できないと困ると思った心配症な僕が2リンク長く購入していました…。
チェーンアジャスターを目一杯使ってもダルダルです(笑)
なのでコマの詰め方も同時にお教えします(笑)
チェーンはリンク数は偶数でなければいけません。
と言うか奇数だとチェーンのジョイントが装着できません。
ジョイントを使わないといけない事を考えて切って下さいね!
作業をしてみれば納得できるかと思います。
作業内容は、カシメタイプのチェーンを外す時同じです。
チェーンの頭を飛ばします!
コマを詰める場合は片側だけ落とせばオッケーです。
落としたら今度はマイナスドライバーで外す訳にはいかないので、チェーンカッターを使用します。
こればかりはチェーンカッターが無いと作業ができませんのでご注意を。
最後にチェーンアジャスターで調整して完了!
新品は気持ちいいですねぇ~。
でも、ちょっと走行したらすぐに汚れちゃうんだろうなぁ~…。
これからは綺麗に長く使えるようにマメにメンテナンスしていきたいと思います~…orz